【お中元】ビジネスでも使える、渡し方・お礼メール・挨拶のマナーと、いつ・誰に・相場などのコツを紹介!

お中元のマナーとコツを紹介


夏の気配を感じるにつれ、頭を悩ませ始めるのがお中元です。

結婚、出産を経て家族が増えると、お付き合いする相手の数も増えていきます。

親しい方やお世話になった方に日頃の感謝を伝える贈り物とはいえ、誰にいつどのような物を贈ったら良いのか悩んでしまうのは当然のことです。

先様の住む地域によって、お中元を贈るのに適切な時期は異なります。

そこで、送る相手が住む地域によっていつお中元を送ればいいのか、またお中元のお礼など基本的なマナーを一緒に紹介していきます。

誰に贈る?

季節や行事ごとに贈り物をする習慣のある日本では、贈り物や相手ごとに様々なマナーが存在します

そこでまず考えておきたいのが誰にお中元を贈るか、です。

お中元は日頃の感謝を伝える贈り物。

一般的には、離れて暮らしている両親、親戚、勤務先の上司、大切な取引先、恩師、仲人、など常日頃お世話になっている目上の方に贈る物とされています。

結婚などでお世話になった仲人さんには結婚後3年から5年の間程お中元を贈るのが一般的です。

仲人

また、親戚関係は親族間の決まり等もあるので親に相談の上贈りましょう。

誰に贈ったら良いか迷う場合は、お中元を贈ることによって互いの関係が良くなるか、これからも付き合いは継続するか、を踏まえて考えましょう。

相場は?

お中元の相場は3,000円から5,000円です。

特別お世話になった関係であっても10,000円くらいまでが上限です。

お中元は継続するものですので、金額面で無理をしない範囲で予算を決定していきましょう。

お中元を選ぶコツとしては、相手のことをよく考えるということです。

例えば、ビールや食べ物などその人の嗜好に合った物を選んだり、お子さんのいる家庭には家族揃って楽しめるお菓子やジュース、アイスクリームなど家族が分けて楽しめるものを選ぶと良いでしょう。

少人数の家族には量は少なく質の高い物を贈っても喜ばれます。

また、毎年贈る物ですから、特定のフルーツや食べ物など毎年同じ物を贈ることで、この人は毎年これを贈ってくれる、と印象深くなるのも素敵です。

最近では、カタログギフトなどもお中元で人気があり、商品券なども喜ばれますが、目上の方に現金や商品券を贈るのは基本的に失礼にあたるので控えましょう

お中元を贈る時期は?

スイカ2
次に知っておきたいのが、お中元を贈る時期です。

いつお中元を贈るかは地域によって異なるために、日本全国各地域ごとの最適な時期を把握しておくと役に立ちます。

北海道にお中元を贈る時期は旧盆にあたる7月15日から8月15日までとされています。

東北地方と関東は7月初旬から7月15日までです。

近年の傾向としては東京や神奈川を中心としてお中元の時期が早まっており、6月20日辺りから贈り始める方も多いです。

関東などはお中元の時期が短いので配送が集中しやすいので早めに贈るのもおすすめです。

北陸は関東と同様に7月初旬から7月15日に贈る地区と、北海道と同様に7月15日から8月15日に贈る地区に分かれます。

一般的に都市部は関東と同じ時期に贈りますが、予め確認しておくことが大切です。

東海、関西、中国、四国は北海道と同様に7月15日から8月15日まで。

気をつけたいのが九州です。九州は、8月1日から15日までに届くようにしましょう。

沖縄のお中元を贈る時期の主流は、旧暦の7月15日までです。

沖縄の方にお中元を贈る際はその年の旧暦の7月15日を確認しておきましょう。

最近では、関東のお中元時期の早まりの影響もあり各地域もお中元の時期が早まっています。

贈る相手の地域の時期を守り早めの準備を心掛けましょう

渡し方・お礼メール・挨拶のマナー

お中元を贈るのは色々なマナーもあって悩むことも多いものです。

女性 ポイント

しかし、お中元に一番大切なのは、日頃の感謝を相手に伝えることです。

贈る物を選ぶ際も、相手の嗜好に沿った物、喜んでもらえる物を第一に考えましょう。

それもよく分からないといった場合は自分がもらって嬉しい物を選ぶと相手にも喜んでもらえることが多いです。

本来お中元は、直接相手のお宅に訪問をして感謝の気持ちを伝えるものでしたが今は贈り物の配送が主流です。

持参できない場合は、電話や手紙などで、近況や日頃の感謝を伝えるのも大切なマナーです。

また、お中元はもらった際にはお返しの必要はないものですが、何もしないのは失礼ですので、お礼状やお礼の言葉を伝えるようにしましょう。

お中元を頂いてから1週間以内にお礼の言葉を伝えるようにすれば失礼に当たりません。

お礼の言葉を伝える方法は、主に3つあります。

  1. 手紙:最も適切な方法です
  2. 電話:身内や友人、ビジネス上親しい方向け
  3. メール:親しい友人や知人向け。ビジネス関係の人で忙しく受け取ったことを伝えるためならメールも可

お礼の方法に悩んだら、手紙でお礼をしましょう。

季節の挨拶に始まり、相手の安否や健康を気遣う言葉を添え、お中元のお礼を述べます。

その後は相手の健康や息災を願う言葉を添え、日付と差出人の名前で締めるのがオーソドックスな形式です。

また、お中元はもらった際にはお返しの必要はないものですが、何もしないのは失礼ですので、お礼状やお礼の言葉を伝えることを忘れずに。

身内や友人など、親しい間柄でメールで連絡をとりあうような仲であればメールでお礼を伝えるのでも大丈夫です。

お中元に悩んだ時のおすすめはド定番の高級ハム

お中元・お歳暮といえば、なぜハムなのでしょうか?

「理由としては、次の3つが挙げられます。1つ目は、かつてハムは高級品だった(明治から昭和初期まで)。2つ目は、保存が効き、使い勝手がよい。3つ目は、子供から大人まで喜ぶからです。こうした理由により『お歳暮といえばハム』というイメージが広がったのだと考えられます」(日本ハム)
引用元:exciteニュース

ハムが嫌いという方はあまりいらっしゃらない気もしますし、大人から子供まで人気があるから、という理由は納得です。

お酒が好きな方のおつまみにもなり、お酒を飲まない方も美味しくいただけるので、相手の好みがわからず悩んだときは高級ハムをお中元に贈るとよさそうですね。