マタニティスイミングの時期、注意点、やり方
妊娠すると、妊娠前とまったく同じような運動をするのは、少し心配だったりします。
しかし、産婦人科医も、妊婦さんに適度に運動することを推奨しています。
妊婦さんの運動には、体重を増えすぎる事を予防したり、妊婦ならではのストレスを発散したりといったメリットがたくさんあります。
怖がらずに運動してみましょう。
マタニティスイミングはいつからはじめれる?
妊娠中の運動は、つわりが終わる妊娠4か月以降、いわゆる安定期に入る頃から始めるのがおすすめです。
妊婦さんのできる運動はいろいろありますが、なかでも、マタニティスイミングはとてもおすすめです。
マタニティスイミングというと、泳ぐイメージがあるかもしれません。
しかし、レッスンでは、水中ウォーキングやただ浮くだけなど、お腹に負担のかからない動きをするので心配ありません。
また、マタニティスイミングは有酸素運動で、スタミナがつきお産に耐える体力もつきます。
これからマタニティスイミングをやる上での注意点やメリットをご紹介しましょう。
臨月のマタニティスイミングはNG
まず注意点としては、絶対に無理をしないことです。
妊娠中は、どの運動をする場合でも無理をしないことは当たり前です。
しかし、マタニティスイミングでは、ほかの運動以上に、無理をしないように気を付けたほうがいいでしょう。
なぜなら、マタニティスイミングは、水中で行う運動で、水中にはさまざまな菌やウィルスが潜んでいるからです。
もし、無理をして破水してしまうと、そこから菌に感染してしまうことも考えられるからです。
もう一つ注意点をあげるなら、マタニティスイミングのやめ時です。
遅くても臨月にはやめるようにしましょう。
臨月は、赤ちゃんがいつ産まれてもおかしくありません。
また、お腹もだいぶ大きくなってきているので、プールサイドで足元が見えず転ぶ危険もでてきます。
大丈夫と過信せずに、臨月にはマタニティスイミングをやめることをおすすめします。
血行不良の解消
次に、マタニティスイミングのメリットについて、3つご紹介します。
1つ目は、血行不良の解消です。
多くの妊婦さんが、血行不良によるトラブルに悩まされています。
妊娠中は、赤ちゃんに栄養を届けるため血液量が増加し、体の水分量のバランスが崩れてしまうため、血行不良になりやすいです。
この血行不良によって、肩こりやむくみ、腰痛をひき起こします。
プールに入ると、水圧で血管が圧迫されたり収縮されたりします。
その状態で運動をすると血行促進につながり、血行不良が解消されます。
呼吸法が身に付く
2つ目のメリットは、呼吸法が身に付くことです。
マタニティスイミングのレッスンに参加すると、出産時の呼吸法を学ぶことができます。
代表的な呼吸法にはラマーズ法がありますが、呼吸法を習得しておくと、出産時に慌てることなく自然に呼吸することができます。
陣痛や出産時の痛みは、いつまで続くのかと果てしなく感じることがあります。
呼吸法は、痛みを緩和する手助けをしてくれたり、出産時に必要な体力を無駄に消耗してしまうことを防いでくれたりします。
また、胎児に送る酸素の量を増やしたり、胎児が産道をスムーズに通れるようにしたりといった効果もあります。
リラックス効果
3つ目のメリットは、リラックス効果です。
赤ちゃんとママは一心同体です。
ママがリラックスしていると、赤ちゃんもリラックスして、お腹の中で心地よく育つことができます。
マタニティスイミングは、浮力によって普段より体が軽く感じながら運動できるので、体も心もリラックスすることができます。
マタニティスイミングに挑戦してみようと思えましたか。
スクールが開催する体験レッスンなどに、一度参加してみるのもいいかもしれません。
妊娠週数が同じぐらいの妊婦さんが参加するので、共通の悩みを相談できるママ友づくりにもなると思います。