私立と公立の幼稚園はどっちが良いの?メリット・デメリットの一覧表で解説!

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私立と公立の幼稚園、それぞれのメリットとデメリット

幼稚園を大きく分類すると、私立や公立、国立に分かれます。

幼稚園での生活は、小学校に入学する前の大事な2年間、3年間になるので、保護者にとっては幼稚園選びは重要になってきますね。

私立や公立などの幼稚園について、それぞれの特徴を紹介していきます。

私立の幼稚園のメリット

まずは私立の幼稚園ですが、幼稚園の多くが私立にあたります。

運営しているのは民間で、学校法人や宗教法人、団体などで経営されています。

私立幼稚園のなかにも二通りあり、地域の子ども達が通っているような地元に馴染みのある幼稚園と、いわゆるお受験が必要な有名私立の幼稚園です。

最近では、地域の幼稚園でもお受験をして入園するケースが多くなってきました。

私立幼稚園に通うメリットは、2歳児から受け入れてくれるクラスがある幼稚園が多いことです。

また、預かり保育などが充実している場合も多く、早朝預かりや夜も6時〜7時頃まで預かってくれる幼稚園もあります。

共働き夫婦だけど保育園に預けられないという家庭にはおすすめです。

また、給食がある幼稚園もほとんどで、お弁当がいらないか、週2回程度お弁当を持って行くだけのところもあります。

朝忙しい保護者や、子供には皆と同じものを食べさせたいと考える人には給食があるのはいいでしょう。

ほかにも、私立幼稚園のメリットは行事の多さが挙げられます。季節に合わせたさまざまな行事に触れることで、家庭では体験できないことを楽しみながら学んでいけます

教育内容も充実し、英語や音楽などのカリキュラムが豊富なところもあります。

私立の幼稚園のデメリット

子供 靴
私立幼稚園のデメリットは、費用の負担ですが、自治体からの補助金が出る場合もあるので、家庭や住んでい
る地域によっては負担額が少なくなる可能性があります。

文部科学省が発表したデータでは、学習費総額は公立23万4千円に対して私立は48万2千円でした。
平成29年度文部科学省発表の学校基本調査より

公立よりも2倍以上費用が高いという結果が出ています。

しかし、費用の目的(使用の割合)は学校教育費が公立約50%・私立約65%と私立のほうが高いです。

エンゲル係数の理論(収入が少なければ、収入に対しての食費の割合が相対的に高くなる)と同じですが、私立は費用が高い分、しっかりと教育をしてくれる可能性は高いといえます。

一方、行事が多いと保護者の負担が大きく、各イベントの準備や係などの協力が必要になり、仕事をしているママやパパは予定の組み方が大変です。

行事が多いと同じクラスの保護者とのコミュニケーションも大切になります。

先生の入れ替わりが多いのも私立幼稚園の特徴で、ベテランの先生が少ないところは何でも相談できる先生がいないということもあるかもしれません。

公立の幼稚園のメリット

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公立幼稚園のメリットは、とにかく費用が安いことです。

制服もスモッグのみという幼稚園も多く、経済的な負担がほとんどありません。

また、込み入ったカリキュラムも少なく、のびのびと遊ぶ時間が多いのが特徴です。

私立幼稚園に比べると、時間に余裕を持った保育が行われていると言えるでしょう。

先生は公務員ということもあり、異動が少なくベテランの先生がずっといてくれるのも、公立幼稚園のメリットと言えます。

教員の研修もしっかりとしていて子供を安心して預けられる環境です。

公立の幼稚園のデメリット

公立幼稚園のデメリットは、まず数が少ないので入園が大変です。

平成29年度47都道府県にて公私立幼稚園の調査では、公立:3,952園、私立:6,877園であるため、数は私立の約半分です。
平成29年度文部科学省発表の学校基本調査より

しかし、問題は東京都を中心の首都圏です。

首都圏では約公立:3,80園、私立:2,400園と私立の数は公立の8倍と大きく開きがあります。

そもそも公立の幼稚園がないという自治体もあります。

色々と首都圏への問題は取り上げられますが、首都圏で生活する人は公立幼稚園の数が少ないのもデメリットの一つです。

公立幼稚園の教育内容・プログラムをみると、行事やイベントが少ないということもデメリットです。

季節の行事など幼稚園で行われないイベントは、家でしてあげるようにすると良いでしょう。

また、共働き夫婦にとっては、預かり保育を実施している幼稚園が少ないのことも挙げられます。

基本、通常の保育時間だけというケースが多く、私立に比べると利便性を感じられないかもしれません。

園児の人数も少なく、保護者の役員が回ってくる確率が高いようです。

子供にとっても集団生活を経験するという面では物足りないようですが、少人数制のように一人ひとりをしっかり見てもらえると考えると良いでしょう。

私立・公立の幼稚園は一長一短、子供にあった幼稚園選びを

赤ちゃん_パパ_ママ
幼稚園を選ぶには、保護者の考え方や子供の性格や特色などをよく考えて、私立・公立のそれぞれの良さや違いを理解して選びましょう。

メリットデメリット
私立教育・行事が充実費用高い、園によっての特徴差がある
公立費用安い、教員に公的信頼がある園の数が少ない、延長等のサービスが少ない

私立・公立のどちらもメリットとデメリットがあります。

最終的には、ママやパパの教育方針や、子供のために何を大切にしたいかを大切にして、優先順位をつけてみることが大切です。
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一つの幼稚園に決めてしまう前に、いろんな幼稚園に問い合わせて見学するのがおすすめです。

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